糖尿病教室の模様(平成15年度)

第61回生活習慣病教室 「運動療法」

平成16年2月14日に、「運動療法」というテーマで理学療法士・作業療法士による講義が行われました。
 いろいろある生活習慣病の中で、「肥満」に注目しました。
どのような場合が肥満となるか、肥満は健康に悪いのか、なぜ肥満になるのか・・・。そして、肥満を解消するための一例として「有酸素運動」、その中でも最も手軽に行える「ウォーキング」を紹介しました。
正しいウォーキングの方法、ウォーキングの前に行う簡単なストレッチなど、実際に身体を動かしてもらいました。

 集団栄養指導では、「風邪の季節に食事のアドバイス」ということで、抵抗力と免疫力を高める食事の工夫を紹介しました。また、今回の献立もテーマに沿って調理され、実際に味わっていただきました。

《献立》
ほうとう
まぐろのくわ焼き
寒天とひじきのサラダ
フルーツ
きなこのブランマンジェ

エネルギー 568.0kcal
蛋白 29.5g
脂質 16.7g
糖質 52.1g

第60回生活習慣病教室「バイキング料理と栄養指導」

 平成15年12月13日に「バイキング料理と栄養指導」というテーマで教室が開催されました。
この季節はクリスマスや忘年会、お正月、新年会など様々な行事があり、食事のコントロールが難しい時期です。
 そこで、今回は糖尿病だけでなく、高血圧症・高脂血症など他の生活習慣病も考慮し、そして普段の食生活についても考えることのできる機会となるような教室が企画されました。

(各写真をクリックすると、大きな写真と料理の詳細が表示されます。)


 今回の教室には、ご本人やご家族が生活習慣病を罹患されている方々に多数ご参加いただき、参加者同士・職員との交流も多く見られました。

第59回生活習慣病教室「シックデイについて」

 平成15年11月8日に「シックデイについて」というテーマで看護師より指導がありました。
 「シックデイ(sick day)」とは、糖尿病の方が発熱・嘔吐・下痢の場合や、食欲不振などで食事ができない場合を指します。ちょうど、季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期でもあり、また、調子の良い時期には、なかなか気が付かないことを分かりやすく指導してもらいました。

 集団栄養指導では、「プロバイオティクス」について説明がされました。実際の品物も見ながら、機能などを学びました。

《献立》
かに御飯
赤だし
鶏もも肉と里芋の煮込み
ゆず松茸とほうれん草のおひたし
芝えびときゅうりの梨酢和え
巨峰羹
フルーツ3種

エネルギー 578.4kcal
蛋 白 26.3g
脂 質 12.5g
糖 質 84.5g


第58回生活習慣病教室「糖尿病と薬」

 平成15年10月25日に「糖尿病と薬」というテーマで教室が開催されました。
 まず、薬剤師より一般的に糖尿病の患者さまに処方されている数種類のお薬の説明がされました。

その他、低血糖症状が出た際の注意事項、一般の薬局で医薬品・健康食品を購入する際の注意事項などが説明されました。
 参加者から、実際に処方された薬や、お薬手帳などについての質問もあり、非常に有意義な教室になったようです。


 集団栄養指導は、「ポリフェノールって何?」というテーマで行われました。

《献立》
ひじきご飯
水炊き
薩摩芋と切り昆布の煮物
もずく酢
梅かつお和え
コーヒーゼリー
フルーツ三種

エネルギー 536kcal
蛋 白 26.8g
脂 質 9.6g
糖 質 9.0g

代表的な赤ワイン・ココアなどのポリフェノールの他にも、様々な種類があること、体に対する効用などについて、説明されました。


第57回生活習慣病教室「血糖自己測定器の点検・指導」「かんたん筋力強化」

 平成15年9月13日に第57回生活習慣病教室が開催されました。
今回は、バイエルメディカル株式会社より来られた担当者による、血糖自己測定器の点検・指導を行いました。この血糖自己測定器は、榊原白鳳病院糖尿病友の会の会員に貸し出しているもので、糖尿病の患者さんが、自宅などで血糖を測定するために使用します。また、院内でも入院患者さんの血糖を測定する際にも用います。

 血糖自己測定器の点検が行われている間、リハビリテーション科による指導が行われました。今回は「かんたん筋力強化」というテーマで、座ったままでも簡単に行える運動を中心に説明・実技の指導がありました。

 昼食・集団栄養指導では、厚生労働省による、「平成14年糖尿病実態調査(速報)」についての説明がありました。
 今回の昼食は、「秋の彩り」をイメージさせる献立で、吹き寄せ御飯・太刀魚のホイル焼き・たぬき汁などが用意されました。

第56回生活習慣病教室「糖尿病コントロールのための検査」

 平成15年7月12日(土)に、第56回生活習慣病教室が開催されました。
今回は「糖尿病コントロールのための検査」というテーマで、臨床検査技師による講義が行われました。外来受診時などに行われる検査を中心に、血糖コントロールの指標・その他の指標・合併症の検査などについて説明されました。

 



集団栄養指導では、生活習慣病食の説明と、「血液をさらさらにして、高脂血症・動脈硬化を予防しよう!」というテーマのもと、「血液をさらさらにする食事の基本」などについて説明されました。
 

第55回生活習慣病教室「糖尿病について」

 平成15年6月14日(土)に、第55回生活習慣病教室「糖尿病について」というテーマで、糖尿病専門医である勝木顕先生による講演が行われました。



「糖尿病について」というテーマをもとに、糖尿病とはどういう病気か、診断方法、合併症を防ぐために、など多岐にわたっての説明が行われました。時折、参加者への質問なども織り交ぜられながら、非常にリラックスしたムードの中教室が進められました。


 教室に先立ち、生活習慣病食をとりながら、集団栄養指導が行われました。
今回の献立の説明のほか、「野菜と果物の力」として、栄養成分や上手に摂取する方法などを紹介しました。


第54回糖尿病教室「バイキング料理と栄養指導」

 平成15年5月10日(土)に、「バイキング料理と栄養指導」(栄養科)として開催されました。
会員の皆様や職員を含め、30人の参加がありました。

 はじめに、管理栄養士より、メニューの説明などを行った後、各個人の摂取カロリーをもとに料理を選んでいただきました。

最後に、栄養士のチェックを受け、食事開始です。

  いろいろな料理の中から、自分に適した献立を作成できるようになる、その手助けになれば・・・と思います。